11日にかかりつけ主治医の元でホルモン注射の11本目を打ってきました。2750円。100円値上がりしてしまいましたが、遠くまで通うことを考えたらまあ、良しとしましょう。


で、タイトルの通りですが。先日救急車に乗ったという件については書きましたが、それもきっかけではあります。
手術を受けるのかどうか。乳腺摘出と子宮卵巣の摘出。
僕はずっと受けたいと思っていました。
色々な人がいます。戸籍の性を変えるために、仕方なく受けたという人もいますし、世界的にもこういった手術を戸籍の性を変えるための条件として強制するのは非人道的だとかいう流れもありますし、日本でもそういう活動を行っている方々もいらっしゃいます。
正直、僕としてはどちらでも良かったんです。どうせ手術は受ける気でいたから。
けれど、やっぱりどうなんだろうなと思いはじめました。

まず、主治医は「良し」とは言わないでしょう。それを無視してでも受けようと思っても、持病に関しては執刀医に話さないわけにはいかない。線維筋痛症と聞いて、手術を快く受けてくれる医者はそうそういないと思います。
仮にいたとしても、僕はその医者を探す元気はないです。それに、手術となったら何度も遠くの病院まで通わなければならない。ME/CFSも患っている僕には、あまりにも厳しい。

僕は長生きする気はないんです。この病気は死にはしないと言いますけど、これだけ苦しい病気なら死ぬ病気だったらよかったのにと思ってしまいます。
それはそれとして、僕は40代になったら死のうと思っています。死なない病気なら自殺という方法になるのかもしれませんが、とにかくこの体を捨てたいんです。自由になりたい。その方法が、現時点では「死ぬ」ということしかないので、そう考えているんですけれども。

となると、残りの人生って15年程度なわけです。その為にでも煩わしい部分を切り取りたい、それしか時間がないからこそ、せめてその残りの時間くらいは「せめて女ではない生き物」として生きたい、そう思っていました。

でも、この病気って分からないんですよ。仮に胸を取ったとします。これで平らになった!気にならない!
そうなるとは限らない。むしろ一生痛みや違和感が残って、却って気になって、意識して苦しんでしまうかもしれない。
それは子宮卵巣の摘出にしてもそうです。これで女じゃない!やった!たしかに物理的にはそうなりますが、痛みや違和感が残ってしまったら、「ああ、メスの器官がここにあったんだよな」と意識せざるをえない。

そんなふうになってしまうリスクを考えたとき、さて、というわけです。
僕は家にこもって生きています。胸を潰すのは病院に行くときくらいです。家にいるときは押さえていません。
僕の活動拠点はネットです。ここではFTMとしてやっていますが、メインの場所では男の体を持って生まれた男としてやっています。わざわざ男の体だという主張はしませんけどね。男で生きられているんです。ネットの中では。
ならもういいじゃないかと。ホルモン注射も医者は渋々了承してくれた形です。これ以上の治療は無理というのがたぶん現実なんです。なら、受け入れるしかない。
でも、男の戸籍は欲しいっちゃあ欲しいです。身分証に書かれているのは「男」の文字であってほしいです。

手術を受けずに戸籍の性別を変えるという仕組みについて、僕は政治家ではないので、どのような問題があるのかはあまり分かっていません。社会的な問題が大きいのだとは思います。要は、ペニスのついている女性を女性として社会が受け入れられるか。子供を生むことができる男を、男として社会が受け入れられるか。
例えば、僕は子供産むとか精神的にも体力的にも無理だな~と思いますけど、子宮と卵巣のあるFTMの戸籍を男にした。そのFTMはゲイで、かつ子供を生むことに抵抗がなかった。そして生んだ。子供には父親が二人。さて、同性婚については?と、関連してくる。
同性婚なりパートナーシップ協定はべつにあっても構わねえと思うんですけどね僕は。
まあ、色々世論を踏まえて議論しなきゃならないんでしょう。

手術を受けたくないので、手術なしで戸籍の性を変えられるようにしたいと活動している人もいます。
手術は受けたいけれど、理由があってどうしても受けられない。だから、こんな体でいるしかないけれども、戸籍の性別は変えてほしいと思う人もいます。
色々だろうと思います。僕はここに挙げた分だと後者ですが。


まあ、結論と言うには早いのかもしれません。状況は変わるかもしれないし、そうなったら手術も受けられるかもしれない。
でも、僕の中できっと手術は無理だろう、というのがいよいよ現実味を帯びてきてしまったんです。
なので、ちょっと政治団体にメールなり送ってみようかなと。こういうパターンの当事者もいるんですよ、ということで。
僕にできることって、本当に限られていますから。そのできる範囲で、僕なりの訴えをしていきたいなと。

何度も言いますけど、僕は手術受けたいんですけどね。

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